芸に全力故に起きた悲劇、江頭2:50は何故捕まってしまったのか。 トルコ編

どんなときでも芸に全力、命がけな男江頭2:50。

しかしその芸風が災いして過去に2度捕まってしまったことがある

彼にとっては心が痛む経験だっただろう…。

ご本人には悪いのだが今回はその痛ましい事件を振り返ってみよう。

 

トルコで全裸に!アラーアクバル!

 

1997年江頭はテレビ東京の番組「ザ・道場破り」の企画でトルコでオイルレスリングを行う予定だった。

しかし練習中に二針を縫う怪我を負い、止む負えずトルコ民衆の前で前座のネタを披露することとなった。

最初は座禅縄跳びやダンダーン!(両手を乳首の前に持って行き、ミサイル発射に見立てて「ダンダーン」と言いながら交互に連続して前に出す行為)で歓声を受けていたのだがもっとウケなくてはという焦りからか「三号機発射―!」と叫び着用していたふんどしを投げ捨ててしまった。

その瞬間会場からは絶叫や悲鳴が響き、さらに江頭はでんでん太鼓を肛門に挿入し三転倒立の体制で鳴らそうとしたが会場の状況は悪化し阿鼻叫喚とも言える事態になってしまった。

会場のトルコ人は暴徒と化し「アラーアクバル(神は偉大なり)!」と叫び江頭に掴みかかろうとする者もいたという。

 

「ここは日本じゃない!」と言う者もいたらしいが日本でもダメである。

 

オイルレスリングの試合を控えていた日本の格闘家、佐竹雅昭選手のマネージャーに連れられて江頭は控室近くのトイレに身を潜めた。

身を潜めている江頭を守ろうと佐竹選手とトルコのオイルレスリングチャンピオンがわざと大きな音を立てて試合を行った。

だが控室近くのトイレにいた江頭には外の状況がわからないためただ怯えて待つほかならなかった。

江頭は控室で行われている試合の音を近くで暴徒と化した民衆が暴力を振るう音と本気で勘違いをして恐怖していたという。

 

足音がこちらに近づいてくる「今見つかったら殺される….」と恐怖に支配される江頭、そのとき身を潜めていたトイレのドアが開かれた。

現れたのは佐竹選手のマネージャーだった、「江頭さん、警察に来てください。」と言われ会場を後にしたのだが、トイレの窓から外を見るとひっくり返された自動車が炎上していたという。

 

その後、警察の裁判に出廷し下された判決はなんと罰金75円だった。

あまりの安さに通訳の方も笑っていて江頭は大掛かりなドッキリかと思ったとこの瞬間の心境を語っている。

しかしこれがアフガニスタンならばサーベルによる断首刑に処せられていた可能性があるとも本人は後に語っていた…。

 

事件は終わりかと思えたが…

 

これで事件はひと段落したのだが江頭の心には大きな傷が残った、事件の影響は日本にも広がっていたのだ。

 

日本に帰国した江頭はこの事件に傷心したので慰安旅行に出かけたという、そこで旅行先にいた日本人がわざと聞こえるような声で「あの人トルコで全裸になった人よ」「日本の恥よね~」と話していた。

 

だが本人も悪意があってしたことではない。

現に大川総裁は「彼だけ責めるのは冷静に見ておかしい」と語り、怪我でオイルレスリングの試合に出場できなくなってしまった彼の申し訳ないと思う誠実な思いから起きてしまった出来事なのではないかと推測している。

大川総裁は「彼が全裸になった地点でなぜ誰も止めにはいらなかったのか」「ブーイングが起きていてもネタを続けたのは彼の申し訳ないという気持ちからくる焦りだったのではないか」とも述べている。

 

確かに人前で全裸になるということは下品な行為でもあるがこの出来事は彼が笑いに誠実過ぎたが故に起きた事故なのだから彼の気持ちも考えず「日本の恥」と罵るのは筋違いであるとも私は考える。

むしろこんなことを平気で本人に聞こえるように言ってしまうことこそ「日本の恥」に値するだろう。

 

さらにこの事件の数年後に江頭が「笑っていいとも!」に出演した際、彼を見た橋田寿賀子が「この人トルコで捕まった人!」と発言し江頭は「俺はお前が昔から好きだった!」と橋田を落ち着かせようとするも「私あの後トルコ行ったけど大変だったのよ」と主張し続けたため江頭はついに「こいつの口を塞ぐにはこれしかねぇ!」と橋田にキスをしてしまった。

以降江頭がアルタ前を出禁になってしまったのは有名な話である。

 

厳格な国で全裸になるというのはそれほどまでに恐ろしいことなのだ日本でも全裸で外に出れば公然わいせつ罪になるが、海外に出向く際はくれぐれも全裸にならないよう気をつけたいものだ。

 

しかし彼が全裸になって捕まったのはトルコだけではなかった、タワーレコード編に続く…。