江頭2:50と学ぶ 北朝鮮 part3「江頭2:50の映画批評で見る、北朝鮮。後編」

今回紹介するのは、江頭がとくに衝撃を受けたであろう映画だ。

北朝鮮の強制収容所に関する映画である。

強制収容所といえば罪を犯した罪人が強制労働を強いられる場所であるが、その罪には総書記の趣旨に反する行動も含まれる。

理不尽な理由で強制収容所に送られ、そこから脱北した者による北朝鮮についての証言は、現在でもテレビで特集が組まれることもある。

しかし今から紹介するドキュメント映画は罪を犯し収容所に送られた人間の証言ではなく北朝鮮の収容所で生まれ育った人物の物語だ。

『北朝鮮強制収容所に生まれて』まるで宇宙人のインタビューだよ!

出典:Amazon

これは北朝鮮の強制収容所で育った脱北者であるシン・ドンヒョクという人物が北朝鮮の実態を語るドキュメンタリー映画だ。

江頭は過去に脱北者の証言を本で読んだりしていたのだが、本作で語られたシン・ドンヒョクの証言はまるで理解できなかったという。

というのもドンヒョクは収容所で生まれ、脱北するまで収容所で育ったからなのだ。

感覚が普通の人間と違いすぎてまるで宇宙人のインタビューを聞いているようだったと江頭は語っている。

収容所内にてセメント工に勤めている兄が逃げてきて母がそれを助けようとするのだが、ドンヒョクはそれを学校の先生に密告。

ドンヒョクは何の躊躇いもなく家族を見殺しにするような常識では考えられないことをしたのだ。

密告した理由は、母が兄に「これを持って逃げなさい」とパンを渡したことだ、自分に渡さなかったパンを兄に渡したことが気に障ったのだと。

そして密告する際「食事をくれ」という条件を差し出したそう。

しかし密告後ドンヒョクは何故か独房に入れられ拷問をうけることになり、その結果腕が反対方向に曲がってしまったのだ。

ドンヒョクが「がんばれ!エガちゃんピン」を見たら「こんなの甘い」とダメだしするだろうなと江頭は推測した。

 

関連記事

「死ぬかと思った!」あの江頭2:50が死を覚悟した危険すぎる挑戦。

 

独房から解放されたドンヒョクは母と兄の公開処刑に居合わせたのだが、彼は一滴の涙を流さないどころか「処刑されて当たり前」「自分が拷問を受けたのは母と兄のせいだ」と憎しみをもって家族が処刑される瞬間を見ていたそうだ。

あるとき収容者の男性に外の世界の話を聞いて、共に脱走を図り最終的にドンヒョクのみが脱走に成功するのだが「収容所から脱走してみた北朝鮮は天国だった」と語った。

しかしドンヒョクが見た光景は貧しい田舎の風景、日本人からすれば悲惨に見える光景だ。

同じ風景でも全く違うように見えていることから江頭はドンヒョクがまるで宇宙人のように見えたという。

そしてドンヒョクは喋りもうまいし貴重なネタをたくさん持っていることから「人志松本のすべらない話」に出て拷問で腕が曲がった話をしたら松っちゃんが気を使って「滑らんな~」しか言えなくなるから凄いことになる、怪談話で営業をしている稲川淳二さんに勝てるかもしれないとも推測している。